現代の養鶏では、鶏たちの餌には、安く大量に手に入る海外産の飼料が多く使われています。「目の前に豊かな畑や美味しい野菜があるのにそれはおかしい!」そんな想いから、地元のとうきび(とうもろこし)を餌にして育てた「とうきびたまご」づくりは始まりました。
栗山町では飼料用とうもろこしの栽培を推奨しています。緑肥などの替わりにとうもろこしを植えることで、根が畑の地下深くまで伸び、水はけの良い土を作ってくれるからです。鶏たちのごはんになるとうもろこしは、地元農業との愛称も抜群です。
酒井農場では、「鶏たちにとっての美味しいご飯」づくりにこだわりました。地元のとうきびを使っても、健康で良い卵が産めなければ意味がありません。そこで自家配合施設を整備して幾度も配合を変え、テスト給餌をくりかえして鶏たちが好むバランスにたどり着きました。
とうきびたまごの特徴は、鮮やかな黄身です。黄身の色が餌によって変わる事はもう有名な話。とうきびたまごは着色していないので、自然のままの色で産まれてきます。まずはその旨みを生で味わって頂きたいです。